難問への挑戦 代表 金子 智延

第一回模擬裁判の様子
 昨年度第一回の模擬裁判が成功し、本年度も開催することに決まったのが五月下旬位でした。当初は本当に開催できるのかと不安に思い、かつ準備期間もあまりなく後援・広告関係ではスタッフ全員が夏休みを返上し全力疾走してきました。  さて、本年度の模擬裁判のテーマは「精神鑑定」と「参審制」です。「精神鑑定」は現在のマスコミ等通じて広く知られ、この最近多方面から取り上げられ議論の対象の一つであり、実際の刑事裁判では非常にデリケートな問題でもあります。「参審制」は現在、司法制度改革の焦点の一つであり、政府もようやく司法制度を見直す方向になってきました。このようなテーマについて模擬裁判を行い、傍聴していただいた皆様に少しでも「司法」に対する見方・考え方を深めていただければ幸いです。  また本年度の模擬裁判の特徴としては、昨年度は参審員一名、裁判官二名でしたが、本年度は参審二名、裁判官一名が裁判に携わり進行していきます。参審員の発言が裁判にどの程度影響があるのかも見どころの一つです。さらに本年度は主演者・スタッフ等は、学部生1年生から4年生。そして大学院生・卒業生の皆様方に協力していただきました。  最後になりましたが、ご協力いただいた大学近隣の市や町、一般市民の皆様、ご指導していただいた諸先生、並びに昨年協力してくださった諸先輩方、そして学園関係者の皆様、その他多数の協力者の皆様方に感謝いたしたします。ほんとうにありがとうございました。
inserted by FC2 system