「新」「旧」テーマの模擬裁判 代表 齋藤 啓太

第一回模擬裁判の様子
   私たちが模擬裁判の準備を始めたのは昨年の冬でした。模擬裁判とはどういうものかを知るために他大学による模擬裁判を見に行ったことから今回の模擬裁判はスタートしました。  さて、私たちどもの模擬裁判の大きなテーマは「安楽死」と「参審制」ですこの2つのテーマは、ある意味対極的なものであるといえるでしょう「安楽死」とは長い間議論され続けてきたテーマであり、我が国ではいまだに解決していないものですが、「参審制」はこれからの司法を考える見方の一つとしてあげられる。新しい領域のテーマなのです。この「新」「旧」のテーマを取り上げることによって、模擬裁判の見方楽しみ方をより幅広いものとすることが可能となったといえると思います。  私どもの模擬裁判の特徴として特に上げるとするならば、省略されがちな司法修習生や速記官です。また、入廷前の証人があらかじめ宣誓書に署名捺印するシーン、弁護人や検察官等の入廷時の場面も浦和地裁や千葉地裁で実際に裁判を傍聴して参考にし、作り上げたシーンです。なかでも速記官交代の場面では、セリフこそありませんが演出による声のないセリフを目でお楽しみください。  最後になりましたが、ご協力してくださった大学近隣の市や町、一般市民の方々、ご指導いただいた先生方ならびに学園関係者の方々、その他たくさんのご協力を頂いた皆様に平成法窓会を代表いたしましてお礼を述べさせていただきます。本当にご協力ありがとうございました。
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